TAKUDAI TRIVIA~拓大トリビア~

戦後日本、学生と家族をつないだ「希望の架け橋」!

ときは第二次世界大戦が敗戦に終わった直後。朝鮮半島、中国大陸、台湾などの「外地」で生まれ育ち、日本の学校に進学していた日本人子弟は、絶望の淵にいた。戦争で家族との消息が途絶え、仕送りが止まり、生きていく術を見失ったのだ。その数、およそ2万人。そのために学生が立ち上げたのが「在外父兄救出学生同盟」だ。初期メンバーとして拓大生が参加した。活動は引揚げ者への奉仕を中心に全国規模に発展。「在外同胞救出学生同盟」に改め、活動を続けた。解散するまでの10年間で延べ1万人を超える学生がこの活動に参加し、引揚げ者は400万人にものぼった。後世に残したい拓大の、そして日本の学生の輝かしい歴史の真実である。